寒くなると甘味が増す冬野菜「大根」が
顔を出しています。
元気に伸びているのは大根の葉。捨てて
しまいがちですが、根よりも栄養価が高く、ビタミンC、カロテン、食物繊維などが
豊富。糠漬けなど美味しくいただけます。
大根は古代エジプトで紀元前2500年頃に、
ピラミッド建設の労働者に大根・にんにく
・玉ねぎが食料として与えられたといわれ、
ギリシャ・ローマでは主要な野菜だった
ようです。
紀元前500年頃には中国でも栽培され、
日本へは弥生時代頃に伝わって来たと
いわれています。
江戸時代には栽培が盛んになり、『農業
全書』(1687)には、
「根ふとく本末なりあひて長く、皮うすく、水多く甘く、中実して脆く、葉付き細く、
葉柔かなるをえらび作るべし」と。