一面に咲き誇る鮮やかな菊の花は、眺めて
いるだけでエネルギーをもらえるような
美しさです。
食用菊を頂きました。
「食用菊」は特に食用として栽培されて
いる菊。和名をショクヨウギクといい「食菊」
「料理菊」などとも呼ばれます。
古くは江戸時代頃から、菊を食べる食文化が
あったと言われています。
食べるということの他に、菊そのものは、
古代より延命長寿の花として菊茶・菊花酒、
漢方薬として飲まれていました。
松尾芭蕉は、菊を好んで食したらしく、1690年
晩秋に近江堅田で菊なますを句に詠んでいる。
蝶も来て 酢を吸ふ菊の なます哉 芭蕉
頂いた食用菊で「菊なます」を作りました。
作り方
(1)
1、食用菊(約100g))はガクから花びらを摘み
ます。
2.鍋に湯をわかして塩少々、酢(大1)を加え、
花びらをゆでます。(約30秒)
3.ザルにあげ、湯をきります。
氷水に菊を入れ熱を取ります。完全に熱が
取れたらザルに上げ水気を切ります。
(2)
甘酢を作ります。
鍋に酢(100ml)、砂糖(大さじ4)、塩(一摘み)を
入れて中火にかけ、砂糖と塩を溶かしたら、
冷まします。
(3)
(1)と(2)をあえます。完成です。
器 : 染付雲型小皿 小花散し