山萩(ヤマハギ)
北海道から九州まで日本各地の山野に生えるマメ科ハギ属の落葉低木。
秋に咲く淡い紅紫の花を観賞するため、庭園や公園、川岸などに植栽され、
「草」ではないが「秋の七草」に数えられる。
8月中頃に咲き始め、工房に秋の始まりを教える。
花は直径1cm程の小さな蝶形。派手さのないところが良い。花期は長く、
満開がはっきりしないまま10月頃まで咲き続け、いつの間にか花が消える。
古来からハギの花の終わりは「花が零(こぼ )れる」と表現する。
万葉集において、花を詠んだ歌では萩が最も多く、その数は142首に上る。
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