from百木根 · 2016/08/01 花の図譜 木槿(むくげ) 気がつけば、夏も後半にさしかかっている。 山里では、木槿の花が咲きだしました。 木槿の花は華麗な花ですが、短命。 朝、咲いた花が僅か一日で萎んでしまう為 「槿花一日の栄」「槿花一朝の夢」など 儚いものの例えに使われます。 ところが、茶人はこのひとときの命を 茶花の神髄と貴び、夏の茶花として愛好します。 このような両極端な解釈を持つ花は、珍しいのかも 知れません。 「君こずば誰に見せまし わがやどの垣根にさける槿の花」拾遺集 tagPlaceholderカテゴリ: from百木根